2日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円32銭まで下落後、111円72銭まで上昇し、111円62銭で引けた。米中貿易摩擦激化を警戒したリスク回避のドル売りが強まったのち、良好な7月米雇用統計への期待が高まり、ドル買いが再燃した。

ユーロ・ドルは、1.1632ドルから1.1582ドルまで下落し、1.1585ドルで引けた。欧米金利差の拡大観測を受けたユーロ売り・ドル買いが継続。ユーロ・円は、129円25銭まで下落後、129円62銭まで反発。ポンド・ドルは、1.3015ドルまで下落後、1.3064ドルまで反発した。英国中央銀行は会合で市場の予想通り0.25ポイントの利上げに踏み切ったが、英中銀のカーニー総裁は会見で「ブレグジットの結果が金融政策にも影響する」と指摘したことから、ポンド売りに拍車がかかった。ドル・スイスは、0.9934フランから0.9956フランまで上昇した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:米雇用統計への期待でドル強含み