30日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円13銭から、110円92銭まで下落し、111円04銭で引けた。米4-6月期国内総生産(GDP)は年率換算で4%台の高い伸びを記録したが、4%台の成長は持続できないとの見方が浮上したことから、ドル売りが優勢となった。トランプ米大統領が政府機関閉鎖の可能性について言及したことや、日本銀行は31日に開かれる金融政策決定会合で、長期金利の上昇を容認するとの憶測も流れた。ただ、米住宅関連指標などが予想を上回ったことから、一部でドルを買い戻す動きがみられた。

ユーロ・ドルは、1.1679ドルから1.1719ドルまで上昇し、1.1705ドルで引けた。域内の成長期待感を受けたユーロ買いが再燃。ユーロ・円は、129円74銭から130円07銭まで上昇。ポンド・ドルは、1.3107ドルから1.3152ドルまで上昇。英中央銀行の金融政策決定会合を控えて、利上げを織り込むポンド買いが優勢となった。ドル・スイスは、0.9929フランから0.9878フランまで下落した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:ドル伸び悩み、4%成長は持続できないとの見方も