27日の日経平均は反発。午後に買いが強まり高値引けした。日経平均は5日線を下回る場面がなかったほか、25日線が小幅ながら上昇を維持した。25日線が200日線を下回ったが、5日、25日、75日、200日の各線がそろって上向きのため、日経平均の弱気転換には進展しないとみられる。週間ベースでは3週連続で上昇したが、上げ幅は前週、前々週から大幅に縮小し、頭打ち感もあった。一目均衡表では、日々線が雲上限の上方で推移し、転換線は上向きを保った。ただ、基準線が依然として横ばいだったほか。遅行線は株価とほぼ並んで強気シグナルを発するには至らず、明確な強気局面入りは来週以降に先送りとなった。ボリンジャーバンドでは、前日に続いて+1σ絡みのもみ合いが続いたが、終値は+1σをやや上回った。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均テクニカル:高値引けで反発、3週連続高も頭打ち