米国株式相場はまちまち。ダウ平均は79.40ドル高の25199.29、ナスダックは0.67ポイント安の7854.44で取引を終了した。複数の主要企業の決算内容が好感された一方、6月住宅着工・建設許可件数が予想を下振れ、寄付き後からもみ合う展開となった。地区連銀経済報告(ベージュブック)で、6月と7月初めに米景気が拡大したことが示され、緩やかに上昇したものの、ナスダック総合指数に利益確定の動きが広がり、上値を抑えた。セクター別では、運輸や各種金融が上昇する一方で家庭用品・パーソナル用品や食品・飲料・タバコが下落した。

航空大手のユナイテッド・コンチネンタル(UAL)や大手行のモルガンスタンレー(MS)は、決算内容が好感され、上昇。航空機のボーイング(BA)は、ベトナムの格安航空会社(LCC)から航空機100機を受注し堅調推移。著名投資家のバフェット氏率いる投資会社のバークシャー・ハサウェイ(BRKB)は、従来の株価純資産倍率1.2倍以下に限り実施するとしていた自社株買いの基準を緩和し大きく上昇。一方で、短文投稿サイトのツイッター(TWTR)は、一部アナリストによる投資判断引き上げを受けたものの下落した。

金属大手のアルコア(AA)は、マーケット終了後に4-6月期決算を発表し、売上高、一株利益ともに予想を上振れた。しかし、EBITDA(利払い・税引き・償却前利益)の通期見通しを下方修正し、時間外取引で下落して推移している。

Horiko Capital Management LLC



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:NYダウは79ドル高、ナスダックに利益確定の動き