10日の日経平均は3日続伸した。終値は前日比144.71円高で200日線を上回ったが、安値引けとなり、寄り値比では18.45円安。ローソク足は長い上ひげを伴う「卒塔婆」となり、明日11日以降の下落転換を示唆している。一目均衡表では、転換線が下降を続ける一方、基準線は横ばい。日々線は基準線の下で引けており、上値の重さを確認した形となった。ボリンジャーバンドでは、3日の一時-3σ割れ以降の反転トレンドに乗って中心線を上回る場面があったが、終値では維持できず、中心線からプラス側領域での売り物の厚さを窺わせた。RSIは45.85%に上昇し、中立ゾーンに入った。ストキャスティクスの%Kが90%を超えるなど短期的な強気局面の終了が示唆されており、ここから上を買い進むには追加的な買い材料が必要とみられる。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均テクニカル:続伸。200日線超えもローソク足は下落転換を示唆