5日の日経平均は4日続落した。日足のローソク足は3日連続で上ひげが5日線を上回る場面がなく、売り圧力の強さを再確認した。5日、25日、75日の各移動平均線は揃って下降しており、弱気トレンドが続いている。NT倍率は前日比0.03pt高の12.85倍と上昇し、日経平均は対TOPIXでの割高状態が一段と強まり、6日以降の売り圧力増大が懸念される。週足のローソク足の実体部分が26週線の下方へ延長され、中長期的トレンドも悪化方向にある。一目均衡表では、日々線が雲下限を割り込んで大引けを迎えた。遅行線が株価の下方にあって、転換線と基準線のデッドクロスも完了しており、本日の日々線の雲下限割れで「三役逆転」が完成した。今後は売り方主導の展開が予想され、相場の底割れ懸念が売りを呼ぶ悪循環に陥る展開には注意しておきたい。ボリンジャーバンドでは、日々線が‐2σ前後で推移し、終値は-2σを割り込んだ。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均テクニカル:3日連続で5日線を割れる展開