本日のマザーズ先物は、米ハイテク株安を嫌気して売りが先行して始まりそうだ。前日のマザーズ市場は、米ハイテク株高を映して、テクノロジーセクターなど関連銘柄が多く上場するマザーズ市場にプラスに働いたことでマザーズ先物も買い戻された。
ただ、27日の米国市場では、再び米ナスダック総合指数が大幅に反落しており、前日とは一転してリスク回避の売りが想定されよう。米中貿易問題への警戒感とともに、米国発のニュースヘッドラインに左右される状況に変化はなく、外部環境は依然として不透明なままである。直近の株価下落に対する押し目買いは期待されるものの、一服している為替が円高方向に振れるようなら、マザーズ先物にも売り仕掛けの動きが出やすいと見込まれ、軟調な展開が予想される。上値メドは1070.0pt、下値メドは1040.0ptとする。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物見通し:リスク回避の動きが強まるか