ドル・円は欧州市場で値を戻す展開となり、110円回復が視野に入った。一方、ユーロ・ドルは売り継続で、ドル買いのきっかけになっている。ユーロ・ドルは5月29日安値の1.1510ドルを下抜ければ、2017年7月以来の安値となる。ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁もポルトガルでの講演で、利上げは「忍耐強く」「段階的に」実施するとの姿勢を示しており、ユーロ買いは入りづらいようだ。

 ここまでの取引レンジは、ドル・円は109円66銭から109円93銭。ユーロ・円は126円65銭から127円35銭、ユーロ・ドルは1.1531ドルから1.1598ドルで推移。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 欧州為替:ドル・円は底堅い、ユーロ・ドルは11カ月ぶり安値も