5日のドル・円相場は、東京市場では109円77銭から110円00銭まで上昇。欧米市場でドルは109円90銭から109円47銭まで反落し、109円81銭で取引を終えた。

本日6日のドル・円は、主に109円台後半で推移か。世界的な貿易摩擦問題への懸念がくすぶる中、109円台後半で小動きに推移している。日経平均株価の動きをながめ、109円台半ばから後半のレンジ内取引となりそうだ。

海外市場では世界的な貿易摩擦への警戒感や良好な内容の米経済指標を背景にドル・円は売り買いが交錯した。東京市場に入ってからは、ドル・円は新規材料難で方向感に乏しい中、109円台後半で小動きに推移している。市場は米国と各国間の貿易摩擦の行方を注視している。今週8日、9日に開催される先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)の経済討議では、米政権による鉄鋼とアルミニウムの輸入制限や追加関税など貿易問題が中心になると報じられている。

本日の東京市場は日経平均株価の動きを手掛かり材料に、主に109円台半ばから後半のレンジ内取引が予想される。日本時間夜に発表される4月の米貿易収支を控えて模様眺めムードも広がっており、全体的に動意薄の展開となりそうだ。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 今日の為替市場ポイント:貿易摩擦問題への懸念でドル上げ渋りも