5日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は13.71ドル安の24799.98、ナスダックは31.40ポイント高の7637.86で取引を終了した。昨日の株価上昇を受けて利益確定の動きが広がる一方で、最高値を更新したソフトウェアのマイクロソフト(MSFT)や携帯端末のアップル(AAPL)を中心にハイテク株への買いが続き、小幅な値動きに終始する展開となった。中国政府が、米政府が関税方針を撤回する見返りに700億ドル相当の米農産物・エネルギー購入を提案するなど、貿易摩擦問題を巡る米中間の緊張が緩和が好感された。セクター別では、小売やテクノロジー・ハード・機器が上昇する一方で消費者・サービスや公益事業が下落した。

製薬のマイラン(MYL)は、同社が開発した癌治療薬のバイオ後続品(バイオシミラー)について、米食品医薬品局(FDA)から承認を受け上昇。短文投稿サイトのツイッター(TWTR)は、S&P500指数の構成銘柄に採用され堅調推移。メディアのディスカバリー・コミュニケーションズ(DISCA)は、一部アナリストによる投資判断引き上げを受け買われた。一方で、コーヒーチェーンのスターバックス(SBUX)は、シュルツ会長の退任が発表され下落した。

電気自動車のテスラ・モーターズ(TSLA)は、マーケット終了後に年次株主総会を開催する。「モデル3」の生産遅延問題について厳しい質問が予想されるほか、複数の投資家が取締役3名の再選に反対しガバナンス改革を求める可能性もある。

Horiko Capital Management LLC



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:NYダウは13ドル安、ハイテク株買いは継続