5日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円90銭まで上昇後、109円47銭まで下落し109円70銭で引けた。米国の5月ISM非製造業総合景況指数や4月JOLT求人件数が予想を上回り金利先高感を受けたドル買いが優勢となったのち、株式相場の下落を受けて、伸び悩んだ。

ユーロ・ドルは、1.1653ドルまで下落後、1.1732ドルまで反発し1.1710ドルで引けた。関係筋の話として、欧州中央銀行(ECB)が次回定例理事会で量的緩和(QE)終了を議論するとの報道を受けてユーロのショートカバーが加速した。

ユーロ・円は、127円79銭まで下落後、128円61銭まで反発。欧日金利差の拡大観測を受けたユーロ買いが再燃した。

ポンド・ドルは、1.3334ドルから1.3409ドルまで反発した。英国の予想を上回る経済指標を受けたポンド買いが継続。

ドル・スイスは、0.9893フランへ上昇後、0.9830フランまで反落した。

 
  [経済指標]・米・5月ISM非製造業総合景況指数:58.6(予想:57.6、4月:56.8)・米・4月JOLT求人件数:669.8万件(予想:635万件、3月:663.3←655万件)・米・5月サービス業PMI改定値:56.8(予想:55.7、速報値:55.7)・米・5月総合PMI改定値:56.6(速報値:55.7)

 

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情報提供元: FISCO
記事名:「 6月5日のNY為替概況