ドル・円オプション市場で変動率は低下が進んだ。イタリアで新政権が発足し、スペインでは混乱なく政権交代が行われたことや、米国の5月雇用統計の改善もあり、リスク警戒によるオプション買いはさらに後退した。

リスクリバーサルでは円コールスプレッドが一段と縮小。ドル・円下値をヘッジする目的の円コール買いはさらに後退した。

■変動率
・1カ月物7.80%⇒7.19%(08年10/24=31.044%)
・3カ月物7.89%⇒7.43%(08年10/24=31.044%)
・6カ月物8.18%⇒7.88%(08年10/24=25.50%)
・1年物8.38%⇒8.22%(08年10/24=20.00%、21.25%=98年10月以来の高水準)

■リスクリバーサル(25デルタ円コール)
・1カ月物+1.17%⇒+0.89%(08年10/27=+10.90%)
・3カ月物+1.34%⇒+1.15%(08年10/27=+10.90%)
・6カ月物+1.46%⇒+1.32%(08年10/27=+10.71%)
・1年物+1.58%⇒+1.47%(8年10/27=+10.71%)



<KK>

情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:[通貨オプション]欧州政治不安の払しょくなどで買い後退