本日のマザーズ先物は、31日の欧米株価の下落を映して、売りが先行して始まりそうだ。前日は、欧州情勢の落ち着きを背景に欧米株価が大幅高となり、東京市場も反発した。ただ、前日までの下落に対しては戻りが鈍いほか、米政権が保護主義政策を発動すると発表。世界的な貿易摩擦の激化への警戒感がリスク回避の動きを強めそうだ。また、週末に加え、今夜に米雇用統計の発表を控えていることもあり、次第にポジションを手仕舞う動きが強まることも想定される。一方、前日にラクスル<4384>がマザーズに上場し、公開価格を33.27%上回る1999円で大引けた。本日も同社への物色が続く場合、直近IPO銘柄への見直し買いにもつながる可能性があり、マザーズ先物が下げ渋る一因となることも期待されるだけに、動向に注目したい。本日の上値メドは1140.0、下値メドは1110.0ptとする。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物見通し:欧米株軟調で売り先行か