29日の日経平均は、大幅続落。昨日、下降中の5日線が25日線を下回る短期デッドクロスを示現した流れを受け、朝方は売り優勢となり、日経平均は節目の22000円を下回った。しかし、ザラ場で426.78円安の21931.65円と75日線を前に下げ止まった。上ひげは5日線に届かなかったが、終値では22000円を回復。25日線との乖離が拡大したこともあり、大幅下落後のリバウンドを狙う雰囲気が窺える。ただ、TOPIXが2012年7月の9日続落以来の8日連続安で引け、地合いは引き続き悪いままであることには留意しておきたい。一目均衡表では、ともに下向きの基準線と転換線が一致し、明日にもデッドクロスとなる可能性がある。遅行線は株価を下回り、強気シグナルは消えたとみられる。ボリンジャーバンドでは、株価は一時-3σに接近。終値は-2σを下回り、短期的な売られ過ぎ状態を示唆している。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均テクニカル:大幅続落。一時22000円割れ、ボリンジャーは短期売られ過ぎを示唆