28日のドル・円相場は、東京市場では109円83銭から109円32銭まで反落。欧米市場でドルは109円49銭から109円24銭まで下落したが、109円42銭で取引を終えた。

本日29日のドル・円は、主に109円台半ばで推移か。米朝首脳会談の実現にむけた協議の行方を注視する中、109円台半ばで小動きに推移している。日経平均株価の動きを手掛かり材料に、109円台半ばでもみ合いとなる展開が予想される。

28日の米国市場がメモリアルデー(戦没者追悼)の祝日に伴い株式や債券などの多くの金融市場が休場だったことから全体的に動意薄の展開となっている。他方、史上初の米朝首脳会談をめぐっては6月12日開催に向けて米朝の実務者協議が本格化している。米政府が29日にも発表予定だった北朝鮮に対する新たな大規模制裁の実施を見送ったと一部で報じられており、開催に向けた調整は進んでいるもよう。

今週は29日に5月米消費信頼感指数、30日には5月米ADP雇用統計、1−3月期米国内総生産(GDP)改定値、6月1日には5月米雇用統計などの主要経済指標の発表が予定されており、これらの内容を見極めたいとの見方から様子見ムードも広がっている。本日の東京市場では、日経平均株価の動きを眺めつつ、ドル・円は109円台半ばで底堅く推移すると予想される。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 今日の為替市場ポイント:日経平均株価の動向が手掛かり材料に