18日の日経平均は続伸。91.99円高の22930.36円(出来高概算13億株)で取引を終えた。前場半ばに22954.19円まで上げた後はこう着感の強い相場展開となり、後場の値幅は40円程度にとどまっている。出来高は4月23日以来、約1ヵ月ぶりの低水準となり、インデックスに絡んだ売買が日経平均をけん引する格好となった。

東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1100を超えており、過半数を占めている。セクターでは石油石炭、鉱業、保険、非鉄金属、ゴム製品、パルプ紙が堅調。半面、その他製品、金属製品、食料品、不動産、水産農林が小安い。指数インパクトの大きいところでは、エーザイ<4523>、ファナック<6954>、TDK<6762>、ユニファミマ<8028>、ファーストリテ<9983>がけん引。一方で東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、ダイキン<6367>が重石となった。

日経平均は引き続きインデックスに絡んだ商いが中心であり、リバウンド基調が継続しているものの、月末のインデックスイベントによる需給面での影響を見極める必要がありそうだ。また、マザーズ、JASDAQは続伸となり、前日に25日線を突破したマザーズは小幅に続伸し、JASDAQは25日線を捉えてきている。来週以降も中小型株の出直りがみられるかが注目されよう。中小型株の物色が持続しないようだと、月末のインデックスイベント、6月の米朝首脳会談に向けて、こう着感の強い相場展開を余儀なくされそうだ。(村瀬智一)



<AK>

情報提供元: FISCO
記事名:「 来週以降も中小型株の出直りがみられるか注目【クロージング】