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ナスダック100先物 6956.00(-18.00) (17:00現在)
17時時点のグローベックス米株式先物市場でS&P500先物とナスダック100先物は小安く推移している。NYダウ先物は60ドル安程度で推移。欧州株式市場は総じて小高く推移している。米原油先物はほぼ横ばい推移となっている。こうした流れを受け、15日の米株式市場はやや売り先行で始まるとみられている。
14日の米株式市場はダウ30種平均で8営業日連騰となったが、後場には利益確定売りで上げ幅を急速に縮小する展開となった。こうした相場の流れが受け継がれ、その後のグローベックス米株式先物市場も軟化する動きを続け、日本時間の15日正午頃から下げ幅をやや広げた。中国で発表された1-4月の固定資産投資と4月の小売売上高の増加ペースが若干減速したことが嫌気された可能性がある。
本日15日から19日まで米中間で第2回目の通商協議が行われる予定のため、とりあえずの利益確定売りが出やすい環境にもある。ただ、本日は5つの米経済指標の発表が予定されており、このうち、4月の小売売上高では、寒波一巡後の米消費が米減税の効果と所得改善への期待で予想以上に力強い立ち直り基調にあることを確認できると予想している。このため、消費主導で米国経済が高めの巡航速度で持続的な成長軌道に乗る可能性が意識され始め、米中間の通商問題に対する警戒感も薄れることで、15日の米株式市場が予想外に続伸する展開がありそうだ。
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