20日の日経平均は、6日ぶり小反落。朝方は売りが優勢となったが強力な下値支持線となってきた5日線に接近した水準を底に、下げ幅縮小に向かった。円相場の軟化を強材料にプラス圏に浮上する場面もあったが、200日線を超えると買いが止まるとともに売り物が増えて伸び悩み、大引けまで前日終値付近でのもみ合いが続いた。25日線や200日線は上昇を維持しており、この日の下落は2万2000円台の値固めとなった格好。一目均衡表では日々線が雲に突入して3日目。基準線は横ばいだが、転換線は上昇しており、来週以降に雲上抜けを狙える位置を保っている。ボリンジャーバンドは前日まで2日連続で一時+2σを上回ったが、本日はザラ場高値が+2σには到達しなかった。しかし、+1σから+2σで形成するレンジのうち+2σ寄りで推移しており、来週以降の+2σ周辺での下値固めが見込まれる。ストキャスティクスの%Kなどオシレーター系指標も一部で低下しており、本日は上昇トレンド中の休養場面となった形だ。


<FA>

情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均テクニカル:6日ぶり小反落。5日線が強力に下値支持、22000円台での値固め