17日のドル・円相場は、東京市場では107円16銭から106円97銭まで反落。欧米市場でドルは一時107円21銭まで戻したが、106円90銭まで反落し、107円00銭で取引を終えた。

本日18日のドル・円は、主に107円台前半で推移か。良好な内容の米経済指標や欧米株式市場の上昇を背景にドル買い・円売りが強まっている。日経平均株価の動きをながめ、主に107円台前半で底堅く推移すると予想される。

堅調な米経済指標や欧米株式市場の上昇を背景にドル買い・円売り地合いが継続している。3月の米住宅着工件数および3月の米鉱工業生産指数はいずれも予想を上回る内容となった。また、米フロリダ州パームビーチで行われた日米首脳会談では、米国が北朝鮮と高いレベルで協議を開始していることが明らかとなったものの、為替に関する言及がなかったことから、相場への影響は限定的だった。

ただ、トランプ米大統領による中国とロシアが通貨安誘導に対するツィッター発言に対して、ムニューシン米財務長官が17日、警告だったと説明。市場では米国の為替政策をめぐる思惑が交錯し、引き続きドルの上値を抑えているもよう。

日本時間19日未明に公表される米地区連銀経済報告(ベージュブック)や、米ワシントンD.C.で開催される20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議を控えて市場の模様眺めムードも広がっている。本日の東京市場は日経平均株価の動きをながめ、107円台前半で小動きに推移する展開となりそうだ。





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情報提供元: FISCO
記事名:「 今日の為替市場ポイント:欧米株高などを意識してドルは底堅い動きとなる可能性