12日の米国市場は、シリア情勢への懸念がやや後退したことや決算への期待から、NYダウが293.60ドル高の24483.05と反発して終了。為替もリスク回避姿勢の緩和から1ドル107円30銭台。12日のシカゴ日経225先物は21840円で、大阪日中取引比180円高と上昇した。東京市場では前日の底堅い地合いもプラス要因となる。シリア情勢への懸念が解消されていないが、米株高など外部環境の好転を受けて値を戻すだろう。日中に米株先物が値上がりすれば、買い戻しが促され、21900円台に乗せる場面も想定される。大引け後に好決算と自社株買いを発表した安川電<6506>を牽引役にファナック<6954>、キーエンス<6861>、SMC<6273>といったFA関連銘柄の値上がりが予想される。また、SOX指数の上昇から東エレク<8035>や信越化<4063>など値がさ銘柄の上昇も見込まれ、日経225を押し上げそうだ。大型株主導が鮮明になれば、新興株は信用の買方による手じまい売りが予想される。このほか、格上げ等が観測されているトリケミカル<4369>、ウエルシアHD<3141>などに注目。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 個別銘柄戦略:FA関連銘柄のファナックやキーエンスに注目