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原油価格上昇の背景には、サウジアラビア高官や中国の習近平国家主席の発言があるようです。
まずサウジアラビア高官の発言について、レポートによると『サウジアラビア・エネルギー相は10日、5月の原油輸出量を12カ月連続で日量700万バレル未満とする計画を発表しました。そして、80ドル近くへの原油価格上昇を望んでいるとも述べました』と伝えています。
次に中国の習近平国家主席の発言については、『10日、自動車を含む一部製品の輸入関税を年内に引き下げる方針を表明しました』とのことで、『習近平国家主席が市場開放へ向けた発言を行ったことを受けて、米中貿易摩擦が沈静化に向かい始めたようです』と分析しています。
10日夜はNY原油だけでなくダウ平均も大きく上昇しましたね。レポートでは今後の値動きについて、『来週から本格化するS&P500種採用企業の1~3月期決算では、企業利益予想が前年同期比18.4%増となっており、リーマンショック後で最高の企業利益見通しとなっております。それにより、四半期決算が本格化すれば、NYダウが「三角保ち合い」から上放れ、となり、それにNY原油も追随する可能性があります』との見解を伝えています。参考にしてみてくださいね。
上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」の4月11日付の「原油市場」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
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フィスコマーケットレポーター 三井智映子
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