11日のニューヨーク外為市場でドル・円は、106円65銭から107円06銭まで上昇し106円82銭で引けた。トランプ米大統領がシリア空爆の可能性を示唆するなど地政学的リスクが上昇、リスク回避のドル売り・円買いの動きが優勢となった。その後、米国の3月消費者物価指数(CPI)の上昇や米連邦準備制度理事会(FRB)が公表した連邦公開市場委員会(FOMC)議事録がタカ派色を強めたためドル売りはやや後退した。

ユーロ・ドルは、1.2396ドルまで上昇後、1.2347ドルまで反落し、1.2368ドルで引けた。ユーロ・円は、132円40銭から132円03銭まで下落。地政学的リスクの上昇を警戒したリスク回避の円買いが優勢となった。ポンド・ドルは、1.4220ドルへ上昇後、1.4161ドルへ反落した。ドル・スイスは、0.9559フランから0.9597フランまで上昇した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:米利上げ継続方針の確認でドル売り一服