S&P500先物       2642.00(-13.00) (18:00現在)
ナスダック100先物  6594.25(-30.00) (18:00現在)

18時00分時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物とも小安く推移している。また、NYダウ先物は80ドル安程度で推移。欧州市場も概ね小安い値動きとなっている。また、原油相場も小安く推移している。こうした流れを受け、11日の米株式市場は、前日の大幅な上昇に対する反動もあり、売り先行で始まるとみられる。

また、トランプ大統領が週後半の予定を急遽変更し、シリアのアサド政権への対応を指揮すると、ホワイトハウスが発表したことが背景にある。また、マティス国防長官も13日の米西海岸訪問を中止したため、米軍などによる軍事行動が市場で警戒されているようである。例え軍事行動に踏み切ったとしても、化学兵器施設等を攻撃する限定的なものに止まる可能性が高いとの見方はあるとはいえ、市場への影響を見極めたいとする模様眺めムードが高まりやすい。

NYダウは前日の大幅高で上値抵抗の25日線を捉えており、テクニカル面での強弱感が対立しやすいところであろう。なお、経済指標では3月の消費者物価指数、前回の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨、先週の米原油在庫・生産統計が発表される。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 米国株見通し:シリアに対する軍事行動への警戒続く