週明け9日の米国市場は米中貿易摩擦を巡る警戒感が和らいだことからNYダウ、ナスダックともに上昇した。米国株高を好感するもシカゴ先物が小安いほか、米中貿易摩擦が和らいだことも、昨日の段階で織り込まれており、反応は限られそうである。日経平均は足元で25日線を支持線とした底堅さが意識されているが、上値も限られよう。21500-21700円処でのもち合いが続きそうである。物色については内需・ディフェンシブへのリバランスが続いているが、小売や医薬品セクターでの証券会社のカバレッジ等が観測されており、今しばらくは内需・ディフェンシブに向かいやすいだろう。一方で、昨日はインデックスに絡んだ商いながらも東エレク<8035>が午後に上昇に転じるなど、底堅さから見直しの動きも散見された。ハイテク株には自律反発狙いの動きが意識されてきそうだ。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 個別銘柄戦略:内需・ディフェンシブ系銘柄に注目