米半導体株の動向を見極める必要もあり、買い一巡後はこう着感が強まりやすいところであろう。とはいえ、週末は海外市場が祝日で休場となるため、海外勢のフローは限られてくると考えられる。そのため海外勢の売りが収まり、一方で期末要因のほか新年度相場に伴う国内機関投資家によるインデックス買い等への思惑から、日経平均は上昇しやすい需給状況にありそうだ。個別ではソニー<6758>がプレステVRの値下げを発表しているが、これが販売苦戦との見方につながりそうだ。任天堂<7974>はADRで弱い値動きだったこともあり、売り優勢か。個人主体の資金は中小型株に向かいやすく、昨日強い値動きをみせていたトライSTG<2178>、すららネット<3998>、バーチャレク<6193>、ASJ<2351>、アクセルM<3624>、ロコンド<3558>、SOU<9270>などに注目。その他、格上げや強気格付けが観測されているところでは、NTTデータ<9613>、MonotaRO<3064>、ニチコン<6996>が注目される。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 個別銘柄戦略:トライSTGやすららネットに注目