22日のロンドン外為市場では、ドル・円は105円80銭から105円54銭まで下落している。米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げペース加速観測の後退や、米中貿易摩擦激化への懸念から、欧州株が全面安、米株先物も下落、米国10年債利回りが2.84%台まで低下しており、ドル売り・円買いが優勢になっている。

 ユーロ・ドルは1.2375ドルから1.2308ドルまで下落し、ユーロ・円も130円80銭から129円98銭まで下落している。ユーロ圏の3月PMI速報値の低下をきっかけにユーロ売りになっている。

 ポンド・ドルは1.4133ドルから1.4181ドルで推移。英国の2月小売売上高の上振れでポンド買いが一時強まったが、英中銀の金融政策委員会の景気待ちで動きが限定的になっている。ドル・スイスフランは0.9461フランから0.9489フランで推移している。



<KK>

情報提供元: FISCO
記事名:「 欧州為替:ドル・円は105円54銭まで下落