6日のニューヨーク外為市場でドル・円は、106円28銭から105円91銭まで下落し、106円14銭で引けた。米朝関係の改善を期待し、リスク選好の動きが優勢となった。しかし、トランプ米大統領が先週発表した鉄鋼・アルミニウムの輸入関税計画を巡り意見が分かれ、発動された場合コーンNEC委員長が辞任する可能性が浮上するとリスク回避の円買いが強まった。その後、パーデュー上院議員が、「トランプ大統領は輸入関税を修正することにオープン」との発言が報じられたことで、警戒感はやや後退した。

ユーロ・ドルは、1.2387ドルから1.2420ドルまで上昇し1.2406ドルて引けた。ユーロ・円は、131円89銭から131円25銭へ下落。ポンド・ドルは、1.3930ドルから1.3871ドルへ下落した。ドル・スイスは、0.9360フランから0.9412フランまで上昇した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:米輸入関税を巡る思惑でドルは乱高下