26日のニューヨーク外為市場でドル・円は、106円73銭から107円07銭まで上昇し、106円92銭で引けた。1月の米新築住宅販売件数は予想外に減少したことを嫌って一時ドル売りが優勢となった。しかしながら、2月ダラス連銀製造業活動指数は2005年以来の高水準に達したため、ドル売りは後退。月末のドル買いや株高を意識したリスク選好の円売りが観測されており、ドルは底堅い動きを見せた。

ユーロ・ドルは、1.2327ドルから1.2278ドルまで下落したが、その後に買いが入っており1.2316ドルで引けた。ドラギECB総裁が議会証言で、依然金融緩和が必要であるとの見解を示したほか、為替動向を綿密に監視すると述べ、ユーロ売りが一時優勢となった。ユーロ・円は、131円31銭へ下落後、131円75銭まで上昇。ポンド・ドルは、1.4048ドルから1.3928ドルなで下落した。ドル・スイスは、0.9351フランから0.9391フランまで上昇した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:ドル下げ渋り、月末のドル需要や株高を意識した買いが入る