20日のニューヨーク外為市場でドル・円は、107円38銭まで上昇後、107円07銭まで反落したが、107円33銭で引けた。米財務省が実施する入札を控えた債券利回りの上昇を受け、ドル買いが優勢となった。その後、ロシア政府による米大統領選干渉疑惑を捜査するモラー特別検察官は、弁護士1名を新たに訴追したとの報道を受けてドルはやや伸び悩んだ。

ユーロ・ドルは、1.2320ドルまで下落後、1.2362ドルまで反発し、1.2330ドルで引けた。ユーロ圏2月消費者信頼感指数速報値が予想を下回ったことに失望したユーロ売りが優勢となった。ユーロ・円は、132円16銭へ下落後、132円49銭まで反発。ポンド・ドルは、1.3968ドルから1.4025ドルまで上昇した。離脱協議において欧州連合(EU)が譲歩する姿勢を見せたことが、引き続きポンド買いにつながったようだ。ドル・スイスは、0.9331フランから0.9370フランへ上昇した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:米長期金利上昇でドル買い優勢の展開