以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家FP川畑明美氏(ブログ「たった6年で2,000万円貯めた確実な方法」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2018年2月16日7時に執筆

こんにちは、川畑です!私が投資の勉強を始めたのは、子どもが「中学受験をしたい」と言ったことがきっかけです。学費を調べてみると、とても貯金だけの貯蓄では間に合わないと感じ、金融商品の勉強を始めました。そして、たった6年で2,000万円とアパート1棟持つことができました!!!

是非、「お金を働かせる」方法を皆さんにも知ってほしいと思っています。今日は「グロース株とバリュー株ってどっちがいいの?」について解説します。

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お客様に投資信託の目論見書の読み方のコツを教えている時「グロース株」とか「バリュー株」って何ですか?さらには、どちらの方がいいですか?と、聞かれることがあります。

グロース株は「成長株」とも言われ、株価の上昇を期待できる株式のこと。一方バリュー株はそれとは違い、業績が良いにもかかわらず株価が安い状態で放置されている株式のことを言います。「割安株」とも言われます。

投資信託のファンドマネージャーでなくても、グロース株もバリュー株も企業の決算書を見ることで探すことはできます。成長株に当てはまることが多い特長を簡単に言うと、売上高が高く営業利益が毎年増加している企業です。ただし、売上高と営業利益だけでなく、キャッシュフローも見た方がいいですね。

さらに調べて欲しいのは、長期間で利益成長が続くかどうかです。例えば、革新的な商品やサービスを提供していて、まだまだ潜在的需要が期待できる。または、他社が真似できないような特別な技術があれば、今後の成長を期待できますよね!

一方、バリュー株を見つけるには「PER」「PBR」といった株価指数を使って探すことが多いです。指数の説明を簡単にすると「PER」は、利益から見て割安かどうかを見る指数で、倍率が低い方が割安です。「PBR」は、資産から見て割安かどうかを見ます。1倍を割ると割安だと判断できます。

この指数はとても便利です。株式ランキングなどで低PER順とか低PBR順に調べることもできます。ただし指数だけに頼るのは、非常に危険です。バリュー株投資と言っても、成長性がない銘柄はずっと割安なままの場合が多いのです。また、ここでは詳細までは踏み込みませんが、PERをはじめそれぞれの指数には何らかの弱点もあるということは認識しておかなければなりません。

なので、グロース株、バリュー株のどちらが良いというのではありません。例えば最近の株価ように乱高下している時は、調べておいたグロース株が割安になっていることもあります。株価暴落は、ピンチでもありますがチャンスも隠れているということ。事前にグロース株を探しておいて、暴落時のチャンスの神様をつかみましょう!

それでは、また次回の記事をお楽しみに!


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執筆者名:FP川畑明美
ブログ名:たった6年で2,000万円貯めた確実な方法



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情報提供元: FISCO
記事名:「 FP川畑明美:グロース株とバリュー株ってどっちがいいの?【FISCOソーシャルレポーター】