こんにちは、フィスコマーケットレポーター高井ひろえの「投資の学校の気になるレポート」です。投資の学校プレミアムの講師である戸松信博先生のコラムについて興味深い記事を見つけましたのでご紹介いたします。

前週の相場では、ボラティリティの指数を含め指数連動のデリバティブ取引による影響から日米共に大幅な下落が目立ちましたね。ポジション解消の動きは一巡したとの見方はあるものの、すぐに需給状況が改善するとは考えにくいことから、しばらくは波乱含みの相場展開が続きそうです。

さて、そんななか同コラムでは、戸松信博先生が前週の日経平均を振り返りながら、今後の日本市場の見通しについて述べています。まず戸松先生は先週の日経平均の動きについて、『5日(月)に592円安、その後も下げのコンファームとなる動きを出来高を伴って連発し、また火曜につけた下値を金曜に下回ったことから、9日に(短期)下落転換』と冒頭で述べているものの、『ファンダメンタルズが強いままであることに尽き、この程度の金利上昇は理想的、何の障害にもならない』とし、パニックになる必要などなく、ただ買い好機が来ただけと考えているといいます。

続けて、『確かに週間1892円安というのは歴代4位の下げ幅です。しかし率にしてみれば-8.1%、TOPIXも-7.6%程度であり、リーマンショック後(週間-24%安など)の足元にも及びません』とのことで、現在の経済が好環境であることに再度触れたうえで、『要するに2-3年に一度は必ず訪れる程度の調整に過ぎません。リーマン級やブラックマンデーとは比べようのない、これからも定期的に起こる通常の下げです』と分析しています。

最後に、『一旦こうなると、過去の数年ごとにある普通の調整時もそうでしたが、回復にはしばらく時間を要します。少なくとも1ヶ月程度は辛抱が必要でしょうが、この下げは買い場になる可能性が高い』とまとめています。ここまでの戸松先生の見解を踏まえて、中長期的な目線で日本市場をはじめ世界市場もウォッチしていきましょう。

なお、上記の記事の詳細コメントは、株式会社ファイナンシャルインテリジェンスが運営している「投資の学校プレミアム」の2月13日付のコラムである『短期は下落転換、長期は上昇継続』にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

高井ひろえの「気になるレポート」は各種レポートを高井ひろえの見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合がありますので、ご留意くださいませ。

フィスコマーケットレポーター 高井ひろえ






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情報提供元: FISCO
記事名:「 長期的には上昇継続か~投資の学校(高井ひろえ)