以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家タクスズキ氏(ブログ「20代が個人で資産運用してみるブログ」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2018年2月3日9時に執筆


どうも。平成生まれの投資家のタクスズキです。

2018年1月、ビットコインを筆頭に多くの仮想通貨銘柄が暴落しました。

これを受けて、「仮想通貨はもう終わりだ」「仮想通貨投資は撤退した」といった声をTwitterで目にしたんですが、彼らの反応を見て、ぼくは不思議に思ってしまいました。

その理由は、「(仮想通貨の未来を信じ)今後も価値が上がる」と思っているなら、値下がり時こそ買い増し時ですし、将来利益を出すチャンスだからです。(実際、暴落のタイミングで複数の銘柄で大幅に買い増ししました)

投資の鉄則ですが、「安い時に買って高くなったら売る」を守るだけで資産は増えていきます。

しかし、上で説明した人たちはそれをせず、下がった時に損切りしてしまったわけです。

そして、なぜこのような行動の差が生まれたか考えたところ、「投資経験に関係がある」という結論にいきつきました。

■投資初心者ほど、仮想通貨投資から撤退している

「暴落したから、撤退する」と言っている人たちのプロフィールを見ると、「投資初心者」「草コインで投資スタート」といったように、投資経験が浅いことを示す文言が並んでいました。

これを見て、「仮想通貨以外の投資はやったことがないのだ」と想像がつきました。

つまり、「下がったら買い、上がったら売る」の鉄則を知らない人たちなわけです。

一方、ぼくは投資のスタートが投資信託の積立、ロボアド(ETFでの長期投資)であったため、こういった鉄則を理解し、「撤退」は全く考えませんでした。

■投資家の先輩からリーマンショックを乗り越えた経験を聞いていた

撤退を考えなかったもう1つの要因として、以下のアドバイスも大きかったです。

・リーマンショックを乗り越えた投資家からのアドバイス「本当に価値があると思っているなら、手放さない方がいい。上がるまで保有し続けた方がいい」

以前、投資家の交流会でインデックス投資を続けている方が「リーマンショック時は資産が減っていたけど、その時期を乗り越えた今、資産はプラスになった」と話していたのです。

これを聞いていたので、ぼくは今回の暴落でも絶対に手放すべきではないと判断しました。

■仮想通貨の主要銘柄は1月に暴落するが、その後回復している

あと、「仮想通貨は毎年1月に暴落するが、しばらくすると回復している」というデータも、心強い「保有」のモチベーションとなりました。

※この辺のデータ、ツイート記事は「仮想通貨 暴落 1月」と検索すると出てくるので、探してみてください。

このように、短期の値下がりで「終わりだ」と評価してしまうのはもったいないことですし、「これからも価値が上がる」と信じているのであれば、買った銘柄は手放さない方がいいです。

値下がりしていると、不安になるかと思いますが、投資の鉄則は「(価値を信じているなら)下がった時に買って、上がった時に売る」です。

なので、「狼狽売りはせず、上がるまで待つ」というスタンスで僕は仮想通貨と向き合っていきます。

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執筆者名:タクスズキ
ブログ名:20代が個人で資産運用してみるブログ(投資金額が1000万円




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情報提供元: FISCO
記事名:「 タクスズキ:仮想通貨の暴落時にこそ思い出したい投資の鉄則「安い時に買って、上がったら売る」【FISCOソーシャルレポータ