22日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円69銭まで下落後、111円22銭まで上昇し、110円92銭で引けた。米政府機関閉鎖を警戒したドル売りが優勢となったのち、米上下両院が22日中に暫定予算案で合意するめどがたったため、安心感が広がり、ドル売りは後退した。

ユーロ・ドルは、1.2261ドルから1.2224ドルまで下げたが、取引終了時点にかけて反転し、1.2262ドルで引けた。ドイツの大連立政権発足期待に、ユーロが底堅い展開となった。ユーロ・円は、135円59銭から136円15銭まで上昇。ドイツの大連立政権発足期待受けたユーロ買いやリスク選好の円売りが強まった。ポンド・ドルは、1.3900ドルから1.3991ドルまで上昇。ドル・スイスは、0.9601フランから0.9640フランまで上昇した。スイス中央銀行(SNB)のヨルダン総裁が「スイスフランは依然過大評価されている」と発言したことを受けて、フラン売りに拍車がかかった。



<MK>

情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:米政府機関の閉鎖終了でドル反発