ユーロ・ドルは、1.0341ドル(2017/01/03)まで下落したが、欧州中央銀行(ECB)は9月の理事会で金融緩和策縮小を検討するとの思惑などで1.2092ドル(2017/08/29)まで上昇。ユーロ・円は、英国民投票でEUからの離脱が決定し、一時109円57銭(2016/06/24)まで急落。その後114円85銭(2017/04/17)から136円64銭(2018/1/5)まで買われた。金利先高観を意識したユーロ買いは一巡しており、ユーロは上げ渋る状態が続くとみられる。

本日のユーロ・円は主に135円台後半で推移か。米政府機関閉鎖の可能性があることから、目先的にユーロ売り・米ドル買いは抑制されると予想するが、欧州中央銀行(ECB)当局のユーロ高けん制発言を意識して、ユーロの対円レートは135円台後半でもみあう展開が予想される。

【ユーロ売り要因】
・米長期金利の上昇
・ドイツ大連立交渉は難航するとの見方
・ECB当局のユーロ高けん制発言

【ユーロ買い要因】
・米政府機関閉鎖のリスク
・ECBは今年前半にもガイダンス変更の可能性
・ECBはユーロ圏の成長見通し引き上げ



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情報提供元: FISCO
記事名:「 今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆主に135円台後半で推移か