18日のドル・円相場は、東京市場では111円48銭から111円10銭まで反落。欧米市場でドルは111円36銭まで買われた後、一時110円70銭まで反落し、111円10銭で取引を終えた。

本日19日のドル・円は、主に111円近辺で推移か。米政府機関閉鎖への懸念や米株式市場の下落を背景にドル売り・円買いが加速している。日経平均株価の動きをにらみ、ドルは110円台後半まで下落する可能性も予想される。

米国の2018会計年度の暫定予算案の期限が19日(米東部時間)に迫る中、新たな措置に向けた与野党間協議が難航。市場では連邦政府機関の一部閉鎖が意識され、ドル売り・円買いが優勢となっている。18日発表された12月の米住宅着工件数や1月のフィラデルフィア米連銀製造業景況指数が予想を下回ったことや、米株式が下落したことも、ドル売りを一段と促した。ただ、米長期金利の上昇を背景に、ドル・円は111円近辺で下げ渋っている。

本日の東京市場は米暫定予算の協議の行方と日経平均株価の動向を手掛かり材料に、主に111円を挟んだ水準で推移が予想される。日経平均株価が軟調に推移した場合、18日の海外市場で付けた安値(110円70銭)近辺までドル反落の可能性もある。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 今日の為替市場ポイント:米政府機関閉鎖を警戒してドル上げ渋りも