3日ぶり反落。ギャップ・ダウンで始まり、前日の上昇部分を帳消しにした。しかし、5日線が支持線として機能する格好で底堅さが意識されるなか、その後はじりじりと下げ幅を縮める格好から、連日で陽線を形成している。ボリンジャーバンドでは+1σと+2σとのレンジ内での推移が継続しており、バンドは緩やかな拡大傾向にある。MACDはシグナルとの乖離はほぼ横ばい推移であるが、上昇基調で陽転シグナルを継続させている。出来高の5日、25日平均が短期デッドクロスをみせつつあるが、狭いレンジながらも5日線が上回って推移している。年初以降は23500-24000円処でのもち合いが続いているが、下値の堅さが意識されるなか、レンジ突破が試される状況は変わらず。これをクリアしてくるようだと、次のターゲットである1991年10月の戻り高値水準となる25000円台への意識が次第に強まる格好だろう。



<CS>

情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均テクニカル:底堅さ意識されレンジ突破が試される状況は変わらず