11日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円77銭から111円04銭まで下落し、111円26銭で引けた。米国の12月生産者物価指数の低下や先週分新規失業保険申請件数の増加を受けて、ドル売りが先行。その後、米財務省が実施した30年債入札が順調だったことで10年債利回りが2.52%台に低下し、ドル売りが強まった。

 ユーロ・ドルは1.2003ドルから1.2059ドルまで上昇し、1.2032ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)の12月理事会議事要旨でガイダンス変更に言及があったことを受けたユーロ買いが続いた。ユーロ・円は134円35銭まで上昇後、133円67銭まで下落した。

 ポンド・ドルは1.3481ドルから1.3555ドルまで上昇。米国経済指標の悪化によるドル売りをきっかけに、ポンド買い戻しに転じた。ドル・スイスフランは0.9780フランから0.9732フランまで下落した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:米生産者物価低下などでドル売り、ECB議事要旨受けてユーロ買い