米国に拠点を置くサイバーセキュリティ会社エイリアンボルトは、仮想通貨「モネロ」の採掘コードをインストールし、採掘された通貨を北朝鮮、平壌にある金日成総合大学のサーバーに送るソフトウェアを発見したことを発表した。国際社会からの厳しい経済制裁下にあり、資金調達手段を模索する北朝鮮の最新の動きと見られる。

同社によると、このソフトウェアは12月24日に生み出されたもの。北朝鮮がモネロの採掘に使用したサーバーは、インターネットに接続されておらず、北朝鮮の関与がオブザーバーに気付かれない仕組みに設計されたことが推測される。本件について、金日大学及び北朝鮮の国連の代表者からはまだコメントを得られていない。

この他にも北朝鮮が仮想通貨とブロックチェーンに関心を持っていることを示唆する情報は増えている。韓国のサイバーセキュリティ会社ESTセキュリティーのチーフアナリスト、Mun Chong-hyun氏は「経済制裁下にある北朝鮮の現状を踏まえると、仮想通貨は最善の外貨取得手段である。匿名性が高く、複数回にわたる資金洗浄が可能である」と述べた。

仮想通貨の価格情報サイト、コインマーケットキャップによると、モネロの時価総額は約70億ドルで世界第13位。モネロの取引には、支払いの度に発行されるランダムな数字で構成されたリンク不可能なワンタイムアドレスが使用される。ビットコインよりも追跡されづらい特徴を持つことから、匿名性が求められる取引に使用される可能性が高いとサイバーセキュリティの専門家は警告する。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 北朝鮮、水面下で仮想通貨を入手か【フィスコ・ビットコインニュース】