9日のニューヨーク外為市場でドル・円は、112円78銭から112円37銭まで下落し、112円60銭で引けた。日銀の量的緩和縮小の思惑による円買いが続いたほか、米国の11月JOLT(求人労働移動調査)求人件数の低下をきっかけにドル売りが強まった。ただ、米国の株高・長期金利上昇でドル買い・円売りもみられ、下げ渋った。

 ユーロ・ドルは1.1916ドルから1.1936ドルでもみ合いとなり、1.1935ドルで引けた。ユーロ・円は134円51銭から134円05銭まで下落した。

 ポンド・ドルは1.3506ドルから1.3533ドルで推移。英国のメイ内閣改造に絡む混乱が懸念され、ポンドの上値が重い状態になった。ドル・スイスフランは0.9824フランから0.9842フランで推移した。

[経済指標]
・米・11月JOLT(求人労働移動調査)求人件数:587.9万件(予想:602.5万件、10月:592.5万件←599.6万件)



<KK>

情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:1月9日のNY為替概況