28日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は63.21ドル高の24837.51、ナスダックは10.82ポイント高の6950.16で取引を終了した。週間新規失業保険申請件数が前週比横ばいとなり、労働情勢の堅調さが示され、買いが先行。閑散取引が続く中、原油高や長期金利の上昇を受けてエネルギーや金融関連銘柄への買いが相場の下支えとなった。セクター別では、不動産や自動車・自動車部品が上昇する一方で食品・飲料・タバコや運輸が下落した。

資源のフリーポート・マクモラン(FCX)は金や銅相場の上昇を受け、堅調推移。ネット小売のアマゾン(AMZN)と携帯端末のアップル(AAPL)は、サウジアラビア当局と同国参入を巡って協議していることが報じられ、買われた。一方で、物流サービスのJBハント・トランスポート・サービシズ(JBHT)は決算内容が嫌気され、下落した。

税制改革により州・地方税の控除が来年以降、一定額に制限されるため、2018年度の固定資産税を年内に前払いする動きが広がっている。

Horiko Capital Management LLC



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:ダウ63ドル高、エネルギーや金融セクターを物色する動き