28日午前の東京市場でのドル・円はもみあい。前日NY安値を下抜けており、一段安が警戒される。東京株式市場は日経平均株価が前日終値を小幅に上回った。ランチタイムの日経平均先物はプラス圏で推移しており、目先の日本株高継続を想定した円売りに振れやすい地合いのようだ。

ただ、年末の薄商いのなか、ドル・円は前日NY安値113円19銭を下回ったことから、ドルは下値が警戒される。午後の取引では押し目買いがドルをサポートできるか注目したい。

ここまでの取引レンジは、ドル・円は113円14銭から113円35銭、ユーロ・円は134円68銭から134円88銭、ユーロ・ドルは1.1888ドルから1.1903ドルで推移した。

【要人発言】
・日銀金融政策決定会合・主な意見(議事要旨)
「2%の物価安定目標の達成にまだ距離がある現在は、金融政策は現状維持が妥当」
「(リスク資産買入れは)政策効果と考え得る副作用についてあらゆる角度から検討すべき」

【経済指標】
・日・11月鉱工業生産速報値:前月比+0.6%(予想:+0.5%、10月:+0.5%)



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情報提供元: FISCO
記事名:「 東京為替:ドル・円はもみあい、前日NY安値を下抜け