買い先行の展開となるが、インデックスに絡んだ買い一巡後は、こう着感が強まりやすいだろう。日経平均は5日線を上回ってくることになろうが、直近のもち合いレンジ内での推移になりそうである。北朝鮮のミサイル発射については、米国では影響が限られたものの、日本に対する影響は意識されやすいだろう。また、ナスダックが切り返しているが、半導体SOX指数は下落となっている。足元で半導体物色にピーク感がみられてきていることもあり、買い一巡後は利益確定に向かいやすく、値がさハイテク株の戻りの鈍さが次第に日経平均の上値を抑える可能性はありそうだ。もっとも、昨日は内需・ディフェンシブ系にシフトしており、需給状況は良好である。半導体関連なども、利益確定売りは出来ても、売り仕掛けは禁物だろう。その他、個別で強気格付けや格上げ等が観測されているところでは、日東電工(6988)、JFEHD(5411)、住友商事(8053)、富士通ゼネラル(6755)、サトー(6287)、北陸電力(9505)に注目。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 個別銘柄戦略:日東電工やJFEHDなどに注目