27日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は22.79ドル高の23580.78、ナスダックは10.64ポイント安の6878.52で取引を終了した。本日は感謝祭週末明けでオンライン購買が急増する「サイバーマンデー」となっており、引き続き年末商戦への期待が高まったものの、主要株式指数が過去最高値を更新しており、高値警戒感から上値も限られた。OPEC会合を控えて原油価格の下落も重しとなり、小幅な値動きに終始する展開となった。セクター別では、小売や公益事業が上昇する一方でエネルギーや半導体・半導体製造装置が下落した。

雑誌のタイム(TIME)は、コーク兄弟からの支援を受けたメディア企業のメレディス(MDP)による約28億ドルの買収に合意し、両社とも急騰。サイバーマンデーへの期待感からオンライン小売のアマゾン(AMZN)や、ストリーミング端末のロク(ROKU)などが堅調推移となった。一方で原油価格の下落を受け、石油のヘス(HES)やシェブロン(CVX)などが売られた。またモルガン・スタンレーがメモリ半導体価格に慎重な見通しを示し、ウェスタンデジタル(WDC)やマイクロン・テクノロジー(MU)が軟調推移となった。

アドビ社の調査によると24日のブラックフライデーのオンライン売上高は50.3億ドルと前年比約17%増となった模様。本日のサイバーマンデーも過去最高の売上高となることが予想されている。

Horiko Capital Management LLC



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:ダウ22ドル高、OPEC控え原油安が重し