20日の米国市場では、NYダウ、ナスダックともに上昇。10月景気先行指数が予想を上振れたことが材料視された。半導体セクターでのM&A報道も刺激材料になったとみられる。シカゴ日経225先物清算値は大阪比220円高の22460円だった。昨日の日経平均は5日線を挟んでのこう着が続いていたが、シカゴ先物にサヤ寄せする格好からこれを上放れる形となるため、ショートカバーも誘い込みそうである。まずはインデックスに絡んだ商いにより主力大型株主導の展開になりやすいだろう。ただし、先週末の戻り
高値水準を超えられないと、次第に戻り待ちの売りも意識されてくる可能性がある。
そのため、主力大型株から、昨日活発な値動きが目立っていた中小型株に次第に資金がシフトする可能性もある。テーマでは目新しい材料ではないが、量子コンピュータ関連などが賑わいをみせてきており、短期資金が集中しやすいだろう。個別ではレック<7874>に格上げが観測されている。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 個別銘柄戦略:量子コンピュータ関連などへ短期資金向かうか