以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家NightWalker氏(ブログ「NightWalker's Investment Blog」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2017年11月15日21時 に執筆

はじめまして。このたび、FISCOソーシャルレポーターとして活動することになりましたNightWalkerです。自身の経験も交え、「サラリーマンも投資信託を使った長期投資をするべきだ」というテーマで、ブログを運営しています。どうぞよろしくお願いします。

私がおすすめしているのは、株式資産をバイアンドホールドする非常にオーソドックスな投資手法です。ただ、ニッポンの普通の人にとっては手法以前に、そもそも株式投資自体がメジャーとは言えません。それどころか、「ギャンブル」というイメージを持たれている方も多いため、株式投資という言葉に対して、反射的に拒絶反応を示す方も少なくありません。

しかし、ここに来て、状況が変わりつつあります。確定拠出年金、NISAなどの税制優遇策をトリガーに「投資を始めてみよう」「投資信託の積立でもしてみるか」なんて考える方が、徐々に増えつつあるように感じています。

そんな株式投資未経験者のみなさまが、最初に心惑わされることのひとつが、「長期投資をいつ始めるか」ではないでしょうか。

最近では、解散総選挙をきっかけに、株価が急上昇し、何十年かぶりの高値を更新しました。こんな時「しまった、出遅れた」「もっと早く始めれば良かった」と感じた人も多かったのではないでしょうか。かと思えば、調整相場がやってきて、もう少し待ってみるか、などとも考えてしまいがちです。人の心は基本的に「戸惑う」ようにできています。

「株価が急上昇しているときに投資を始めてもいいのか?」

この問いに対し、私は、こう答えています。

長期投資に出遅れなし。

私の言う長期投資とは、余裕資金の一部を使って、毎月、投資信託を積み立てて、長期にホールドする方法です。相場が下がれば、安く買えますし、相場が上がれば、資産が増えてうれしい。相場がどっちに転ぶかなんてわかりませんが、どっちに転んでもいいのです。

長期投資なのですから、ゆっくり少しずつ考えていけば良いと思います。

投資信託の積立による長期投資を始めたばかりのころは特に、本人は当然どきどきしているものです。しかしそんな気持ちと実態は違っていて、「積立」はリスクをいきなり取っているものではありません。積立投資というのは、資産のリスクを徐々に上げていく手法でもあるのです。

長期投資に出遅れはなく、むしろ、貴重な時間を無駄にしない方が良いと私は考えます。

人生は、思ったより早く過ぎ去って行きますが、その反面思ったよりも長いです。そして、人生は常にお金と共にあります。現金や定期預金だけではなく、株式も、重要な基本構成要素なのです。多くの人が、少しでも早く、株式投資の大切さに気付いて欲しい、と私は思っています。

相場は、こんな感じですけど、あなたも長期投資、始めてみませんか?

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執筆者名:NightWalker
ブログ名:NightWalker's Investment Blog




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情報提供元: FISCO
記事名:「 【FISCOソーシャルレポーター】NightWalker:株価が急上昇しているときに投資を始めてもいいのか?