以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家Hama氏(ブログ「実践で学ぶ、負けない現代株式投資」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2017年11月15日8時に執筆

「実践で学ぶ、負けない現代株式投資」のHamaでございます。

今年も残すところ1か月半となり冬の到来を感じさせる今日この頃ですが、16連騰という歴史的な上昇を見せた日本市場も落ち着きを見せ、徐々にあるべき位置に向けて回帰していると見られます。

前回のレポートは【相場の心得、森を忘れて木ばかり見ていると、、、!?】と題して、「そろそろ『木』ばかり見ていると危ないですよ、『森』に目を向けましょう」といった内容でお届けしましたが、先週10月9日(木)前場、オプションSQを前に異様なまでの上昇を見せた日経平均株価は、その日の後場に急落を見せました。

値幅にして850円を超える急落。前場の動きと合わせて見れば、まるでジェットコースター相場といったところ。

このレポートを読んでいる個人投資家の皆さんも、当日右往左往した方がいるのではないでしょうか。

週初からの買い上がりに「チャンス近し」と見ていた私Hamaは、その日寄り付き前からPCのザラバ画面を横眼に見ながら、投資ツールの更新作業をしていましたが、日経平均株価は寄り付き直後から23,000円を突破し、その後も先物主導でグングンと値を上げていきました。

朝10:00、日経平均株価が前日比+300円の23,200円付近にまで上昇したところで、私の投資ツール(個人投資家の皆さんに向けて制作した「基礎投資学習ツール」)が発していた警告は「日経平均株価は間もなく『天井水準』に達します」というもの。

リアルタイムでツールの警告を確認しながら、私Hamaは個人投資家の皆さんにメールを送りました。

お送りしたメールの内容は、「ダブルインバースの買い出動」です。

メールを送った後も日経平均株価は上昇を続け、前引け1分前には、1992年1月以来、実に25年ぶりの高値23,382.15円を付けました。

この時私の投資ツールは、日経平均が明らかに「天井」位置にあること指し示し、売り場が到来していることを教えてくれていました。

このときの「投資ツール」のスクリーンショットを11月9日のブログに掲載していますので、興味のある方は画像をブログで確認いただければと思います。

もちろん相場を動かしていたのは投機筋であり、先物と寄与度の大きな銘柄を使ってインデックスを異様に吊り上げていたため、天井付近で買うならダブルインバースがもってこい。

そんなことで、9日、日経平均23,250円付近で自信を持ってダブルインバースを購入したわけです。

さて、日経平均30,000円などという声が市場から飛び出す総強気の中で、この日の前場、私と真逆の行動を取った個人投資家は少なくないと思います。

それまで空売っていたポジションを強烈な踏み上げに耐え切れず買い戻した方。

それまでは日経平均が下落に転じるのを待っていたものの、歴史的な上昇に拍車がかかる中、もはや下落は無いと踏んで買い出動した方。

個人投資家は、いつの時代も「大底」で売らされて「天井」で買わされます。

昨日14日にJPXが発表した11月10日締めの「信用買い残」は2週連続で大きく増加しており、歴史的な上昇相場を背景に、空売りの買戻し、信用買いでの買い増しを行っている投資家の姿が浮かび上がってきます。

信用買い残2.8兆円規模は、2015年のチャイナショック前や、2016年の世界同時株安前の水準に迫りつつあり、直近の裁定買い残2.9兆円と併せて、需給面からも警戒が必要な状況となっています。

中間決算が出尽くしとなる中、相場は達成感十分で天井をつけており、高値23,382円の奪還はしばらくお預けとなる可能性が高いように思います。

9日に日経平均23,250円付近で買ったダブルインバースのうち、一部は昨日の寄付きで利益確定しキャッシュに戻しましたが、残りの玉は、もうしばらく続くであろう調整局面見ながら売り場を探したいと思います。

尚、現在の調整局面は逆張り買い出動のチャンスでもあります。

「天井売り」の次に狙うのは「大底買い」。

下落場面では月間5,000億円に上る日銀の買い支えが控えているため、実際に私の投資ツールが「大底水準」を示す可能性は低いと思われますが、それらも踏まえた上でダブルインバースの手じまいと、次の買い場を見定めたいと思います。

株式投資は「森を見て、木を見る」ことが極めて重要。日々の指標から相場の姿を読み取り、全体相場を把握した上で、全ての行動を起こすことです。

当ブログでは投資初心者の方のために、「森を見る」ための力を養う「基礎投資学習ツール」と有望な個別銘柄を毎日を抽出する「Stocks」用意しています。

「基礎投資学習ツール」は、本日お伝えした様に、全体相場の天底を判定するなどの実践的な機能も備えていますので、興味のある方はブログ「実践で学ぶ、負けない現代株式投資」からお問い合わせください。

それでは、「実践で学ぶ、負けない現代株式投資」ブログにてお待ちしております。

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執筆者名:Hama
ブログ名:実践で学ぶ、負けない現代株式投資




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情報提供元: FISCO
記事名:「 Hama:その時動いた!歴史的戻り高値で買い出動したのは?【FISCOソーシャルレポーター】