6日のニューヨーク外為市場でドル・円は、114円21銭から113円70銭まで下落し、113円71銭で引けた。アジア訪問中のトランプ大統領が日本を含め対米貿易黒字国に対し、貿易不均衡是正を要求していく方針を再表明、年内の税制改革成立への不透明感もくすぶり米債利回り低下でドル売り・円買いが強まった。米下院歳入委員会は6日、共和党の税制改革案に関する討議を開始した。報道によると、ブレイディ委員長は、「修正は今週の歳入委員会会合で受け入れる意向である」と述べたが、下院本会議に提出後の法案修正は受け付けないとみられている。

ユーロ・ドルは、1.1580ドルまで下落後、1.1616ドルまで反発し、1.1609ドルで引けた。ユーロ・円は、132円34銭から132円00銭へ下落。ポンド・ドルは、1.3098ドルから1.3175ドルまで上昇した。ドル・スイスは、1.0011フランから0.9973フランへ下落した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:米長期金利低下を受けてドル弱含み