S&P500先物 2578.25(+1.50) (18:05現在)
ナスダック100先物 6253.50(+17.75) (18:05現在)

18:05時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は小じっかりに推移している。また、NYダウは26ドル高程度で推移。欧州市場は小幅ではあるが、上昇して推移している。原油先物相場は小幅に上昇して推移。これらの流れを受けて、米株式市場はやや買い優勢の展開から始まろう。

2日の米株式市場はまちまち。次期FRB(米連邦準備制度理事会)議長の発表や、3日の雇用統計結果を見極めたいとの思惑から小動きとなった。個別ではテスラの株価が下げを拡大。下院共和党が公表した税制改革法案に、電気自動車の購入者に対する税額控除の廃止が盛り込まれたことが嫌気された。

本日は雇用統計の発表が注目材料となろう。非農業部門雇用者数の前月からの増加幅は、金融・資本市場では30万人台前半との予想が多い。また、先行きの物価を占う平均時給の伸び率が注目される。平均時給の前年同月比の伸び率が2.7%程度の市場予想以上に高ければ、12月の利上げを織り込む一方で、来年以降も利上げ継続の観測が強まる可能性がある。利上げ観測が強まる状況下のなか、株価の重しになることもありそうだ。



<KK>

情報提供元: FISCO
記事名:「 米国株見通し:雇用統計の発表に注目