30日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円68銭から113円03銭へ下落した。トランプ政権への疑惑が再燃したほか、税制改革において法人税率の引き下げが段階的に行われる可能性があることが明らかになると、失望感がひろがった。また、ムニューシン米財務長官が「超長期債への需要が多く見られない」と発言したため、米国財務省による超長期債発行への思惑が後退。米債利回り低下に伴うドル売りが優勢となった。

ユーロ・ドルは、1.1604ドルまで下落後、1.1648ドルへ反発した。ドイツのインフレ率が予想以上に低下したためユーロ売りが優勢となった。その後、米債利回りの低下に伴うドル売りに拍車がかかった。

ユーロ・円は、132円23銭から131円46銭へ下落。

ポンド・ドルは、1.3166ドルから1.3215ドルへ上昇した。

ドル・スイスは、0.9997フランから0.9939フランへ下落した。

[経済指標]・米・10月ダラス連銀製造業活動指数:27.6(予想:21.0、9月:21.3)・独・10月消費者物価指数速報値:前年比+1.6%(予想:+1.7%、9月:+1.8%)



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情報提供元: FISCO
記事名:「 10月30日のNY為替・原油概況