20日のドル・円相場は、東京市場では112円52銭から113円35銭で推移。欧米市場ではドルは113円57銭まで一段高となり、113円51銭で取引を終えた。

本日23日のドル・円は、114円前後で推移か。米税制改革の年内成立への期待感や日米の金利差拡大を意識したドル買い・円売り基調は継続。日経平均株価や米長期金利の動きを意識して、7月中旬以来となる114円台を試す展開か。

前週19日に米上院で2018年度の予算決議案の可決したことを受けて、米税制改革の年内成立への期待感からドル買い・円売り基調が加速。また、米長期金利が上昇していることも、ドル買いを促している。

22日に投開票された第48回衆院選では、与党の自民・公明両党は計312議席(23日午前8時現在)獲得し、圧勝した。市場では、日本銀行による大規模金融緩和が当面維持されるとの見方が広がり、円を売る動きが強まっている。23日の日経平均株価が15連騰となり、米長期金利が一段と上昇した場合、ドル・円は114円台を抜け、7月の高値である114円49銭近辺を試すと予想される。







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情報提供元: FISCO
記事名:「 今日の為替市場ポイント:日経平均株価続騰への期待でドル買い継続も